オールナイトニッポン、今日で45周年。
ラオウ2号です、こんばんは!!
早速ですが、今日で、ラジオの深夜放送の代名詞とも言える「
オールナイトニッポン」(以下、ANN)が、45周年を迎え、46年目に入ります。知ってる人も、多くいると思います。ANNは、1967年に始まった、
ニッポン放送の若者向けの深夜放送の1つで、裏番組である、同じ年に始まった「パックインミュージック」、2年後の1969年に始まった「セイ!ヤング」と競合して、1980年代初期に2つの裏番組を終了に追い込むほどの定番にまで成長しました。
最初の頃は、ニッポン放送のアナウンサーやディレクター(代表的な例として、糸居吾郎さん、斉藤安弘さん、亀渕昭信さんなど)が担当した、音楽優位の安価な番組としてスタートしました。それが、2つの裏番組との競合が激しくなった1970年代に入ってから、それらに対抗して芸能人や文化人が担当するようになりました。つまりANNは、音楽優位の安価な番組から、トーク優位の高価な番組に変わったのです。代表的な例として、泉谷しげるさん、笑福亭鶴光さん、タモリさんなどがいます。全ての曜日がそうとは限らず、アナウンサーやディレクターが担当する曜日も少なからずありました。2つの裏番組を終了に追い込んだ1980年代には、中島みゆきさん、ビートたけしさん、サンプラザ中野くんさんなどが登場し、やはり人気を博します。1990年代には、さくらももこさん、福山雅治さん、松村邦洋さんなどが登場し、これもまた人気を博します。現在も担当中のナインティナインが登場したのも、この年代からです。しかし、この年代に入ると、ホビーやメディアの多様化などで、ラジオ局全体の聴取率は、年が行くにつれて低下し、ANNの人気にも殆ど陰りが見え始めました。そんな中で、1999年から、インターネットで番組に参加できるなど、時代の先を行く番組編成に変えて、「LF+R」の呼称で、起死回生を狙いました。それが、2000年代に入ってからも続きました。それでも、回復の兆しは見えず、2003年にこのような編成は殆ど終了、「LF+R」も解体となり、徐々に従来の編成に戻されました。この頃には、ANNブランドの番組が乱立し、物議を醸したケースもありました。一方、パーソナリティの面では、くりぃむしちゅー、小栗旬さん、オードリーなどが登場し、昔ほどではありませんが人気を博しましています。2010年代には、はんにゃ、AKB48、鬼龍院翔さんなどが登場しています。そして、前述した通り、今日、ANNは45周年を迎えます。
最初の頃は、ニッポン放送のローカルでしたが、徐々にANNブランドの番組の放送局は増え、現在、ANNブランドの番組が放送されている局は、
HBCラジオ、
STVラジオ(以上、北海道)、
RABラジオ(青森)、
IBCラジオ(岩手)、
TBCラジオ(宮城)、
ABSラジオ(秋田)、
YBCラジオ(山形)、
rfcラジオ福島(福島)、
IBSラジオ(茨城)、
CRTラジオ(栃木)、
BSNラジオ(新潟)、
SBCラジオ(長野)、
YBSラジオ(山梨)、
KNBラジオ(富山)、
MROラジオ(石川)、
FBCラジオ(福井)、
SBSラジオ(静岡)、
CBCラジオ、
SF東海ラジオ(以下、愛知・岐阜・三重)、
ABCラジオ、
OBCラジオ大阪(以上、大阪・奈良)、
KBSラジオ(京都・滋賀)、
CRKラジオ関西(兵庫)、
WBSラジオ(和歌山)、
BSSラジオ(鳥取・島根)、
RSKラジオ(岡山)、
RCCラジオ(広島)、
KRYラジオ(山口)、
JRTラジオ(徳島)、
RNCラジオ(香川)、
RNBラジオ(愛媛)、
RKCラジオ(高知)、
RKBラジオ、
KBCラジオ(以上、福岡)、
NBCラジオ(長崎)、
NBCラジオ佐賀(佐賀)、
RKKラジオ(熊本)、
OBSラジオ(大分)、
MRTラジオ(宮崎)、
MBCラジオ(鹿児島)、
ROKラジオ沖縄(沖縄)の計41局ネットになっています。
今夜は、深夜放送を愛する人にとって忘れられない夜になりそうだと、僕は思います。
それでは、また!!
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